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◎グアダラハラ発  インディオの子どもたちの壁画
  〜メキシコの大地のように大らかな子供たち
    の絵に魅せられて展覧会を開催〜 (H2O NHK出版)

川島 正仁ホームページ 紹介記事1

  私たちがメキシコ第2の街グアダラハラに住むようになってからすでに10年がたちます。

  メキシコ・シティには7年ほど住みましたが、スモッグがひどく、空気が汚れていて、 長女がぜんそくになってしまいました。それで600キロも離れているグアダラハラに引っ越したのです。

 それからまもなくメキシコ大地震が起こり、私たち一家は難をまぬがれました。

 後日メキシコ・シティに立ち寄ったとき、もと住んでいたアパートに行ってみたら、 いまだに崩壊状態にあり、思わず神に感謝したものです。

 あのとき、あのアパートにいたらと思うと、今でもぞっとします。

 今では長女もすっかりぜんそくが治り、ここのアメリカンスクールの高校に通っています。 メキシコで生まれた長男も中学3年生。身長が184センチもあり、バスケットボールをやっています。

 ところで、メキシコは絵画が盛んで、とくに壁画には伝統があり、多くのすぐれた壁画家を輩出しています。

 私は現在、日本を中心に仕事をしていますが、先日メキシコ・シティに行った際、 友人の紹介でメキシコの有名女優オフェリア・メディーナさんと会い、 インディオの子どもたちの絵画展を日本で開催して欲しいと頼まれました。

 その絵のすばらしさに感動して引き受けたのですが、驚いたのはそれらの絵画の大きさです。

 なんとひとつの絵が4×5メートル、一番大きなもので3.5×12メートルもあるのですから、 これらをメキシコから日本に運ぶだけでもたいへんな仕事でした。

 それから毎日のようにメキシコと電話やファックスで連絡を取り、 ついに新宿のNSビルにて第1回目の開催にこぎつけました。

 ただ、時期が少し悪く、一番見てもらいたかった日本の子どもたちに あまり見てもらうことができなかったのが残念でした。

 現在、その17点の巨大な壁画は、東京赤坂のメキシコ大使館にキープしてあります。 もしチャンスがあれば、またどこかで展覧会を開催したいと考えていますので、 どうか皆様の力をお貸しください。

  メキシコには、今でも50以上のインディオの部族が存在し、 その人口は100万人近くにも上ります。

 彼らの多くは、山奥や砂漠化が進んで、サボテンしか生えていないような土地に住んでいるため、 十分な教育や医療が受けられない状態にあります。 それらの人々になんとかチャンスを与えてあげることができればと願っています。

◎メキシコの女優メディーナさん
  沼田知事を表敬訪問 「大壁画展」のお礼に (千葉日報)

川島 正仁ホームページ 紹介記事2

  メキシコで有名な映画女優でメキシコインディオ児童健康保護機関の会長を務めいている オフェーリア・メディーナさんが十日、県庁に沼田知事を表敬訪問した。

 メディーナさんは、インディオ児童の保護活動を行っており、 美浜区の幕張メッセで今月十六日まで開かれているメキシコ・インディオの 子供たちが描いた極彩色の「大壁画展」(コロリンコロラド展)のお礼のために訪れた。

  大壁画展は、メッセの国際展示場の中央エントランスを会場に開かれ、 色彩豊かな八点の大壁画が県民やメッセを訪れた人たちの共感を呼んでいる。

  この日、メディーナさんは午前十一時に県庁を訪れ、沼田知事としばし歓談。

  沼田知事が「幕張メッセの絵画展は見に行きました。スケールの大きさ、 明るいタッチの壁画に感銘を受けた。多くの人たちが見学した」と、大壁画展の感想を話した。

  次いでメディーナさんが「機会(壁画展の)をもうけてもらって感謝しています。 インディオの絵をピラミッドの時代から伝統を継承しています。この壁画のすばらしさ を知ってもらいたい」とお礼のあいさつをした。

  最後にメディーナさんから沼田知事にインディの子供たちの絵を載せた書籍、 メキシコの民族衣装、帽子などのプレゼントがあった。